清水の舞台から飛び降りる覚悟でオーデマピゲ・ロイヤルオークのオーナーになった僕が、その購入記・購入の決め手、ロイヤルオークの歴史、魅力、サイズ感、他の時計との比較、購入に時の体験談、実際に使用してみてのレビューなど、そのすべてを語ります。買って後悔しない高級時計選びについてもお話しますので、ぜひご覧ください。
ついに購入、ロイヤルオーク
他の記事でお話ししてきたように、いろいろな時計に心ひかれながら次に購入する時計を探してきました。そして、僕が最終的に購入したのは、オーデマ・ピゲのロイヤルオーク、15300stのブラック文字盤です。
購入した時期・場所・価格
購入したのは、2021年の1月。まだお正月中の新年一発目の買い物です。購入した場所は、時計の聖地「中野ブロードウェイ」の某店舗。購入価格は約300万円・・・。カード支払い一括で大量のポイントを一気に取得し、優雅なホテルステイを送れたらなと考えています。
購入の決め手
数ある腕時計の中から、なぜロイヤルオークを選んだのか。普段マーケティングの仕事をしている身として、どういった時に消費者の心が動くのか(購入を決定するのか)という点は非常に興味がありますが、本当に複雑で、しかも最後には論理では説明できないところがありますよね。僕の場合を振り返ってみると、次の点がポイントでした。
- 資産性があること
- ローンを組まずにカード決済一括で購入できること
- エクスプローラー(ロレックス)よりも格上であること
- デザインが自分に似合うこと
- 自分を格上げしてくれる時計であること
1.資産性があること
まず、僕のような一般人(サラリーマン)が高級時計を購入するにあたっては、資産性があることは絶対要件です。自分の娯楽費やお小遣いの範囲で購入できるものであれば資産性は気にする必要はありませんが、そうでなければ家族の生活とのバランスやリスクヘッジを考えておく必要があります。そうなると、「何かあった時には売却をして生活を守る」という視点を忘れるわけには行きません。そこで、資産性が要件になります。数ある腕時計の中で、資産性がある(例えば、売却した時に定価の8割以上の価格で売れる)という時計は限られています。代表的なものとしては、ロレックスのプロフェッショナルモデル(デイトナ、GMTマスターⅡ、サブマリーナー、エクスプローラーなど)、パテックフィリップのスポーツモデル(ノーチラス)、バシュロンコンスタンタンのスポーツモデル(オーバーシーズ)、そしてオーデマピゲのステンレスモデル(ロイヤルオーク)といったところです。
2.ローンを組まずにカード決済一括で購入できること
こちらも「これまでの生活を守る、生活の質を落とさない」という視点ですが、時計という高価な趣味のために、家族に負担をかけるのは避けたいという点です。ローンを組んでしまうと、本当にお金が必要となった場合に、重ねてローンを組むことができなかったり、月々の自由に使えるお金が数ヶ月〜数年に渡って圧迫されたり、そういったことは避けたいと考えていました。幸い、僕のクレジットカード(SPGアメックス)は利用可能限度額が高額決済まで可能になっていましたので(口座に預金さえあれば・・・)、この点は特に問題ありませんでした。クレジットカード会社によっては、予め電話で相談したり、口座への支払いを済ませておけば、一時的に利用可能額を増やしたりもできるようです。高級時計の購入にあたっては、かなりのポイント付与が見込めますので、購入の際にはご検討ください(お店によっては、「現金支払いなら割引」というところもあります。クレジットカード会社への手数料支払いや、キャッシュフローを考えると、現金支払いの方が有り難いのですね)。
3.エクスプローラー(ロレックス)よりも格上であること
エクスプローラーからのグレードアップで、自分自身の格上げを目的としていた僕にとっては、このブランド力という点も重要でした。ロレックスの中では、サブマリーナーやGMTマスターⅡでは物足りず、行くならデイトナまで行きたいと思っていました。当時はデイトナマラソンをかじったこともありましたが、完走できずに挫折。そして、並行店を眺めていると、それ相応の資産性があるのであれば、300万円のプレ値でも良いように思ってきました。300万円のデイトナに見慣れるにつれて、「300万円出せるなら、雲上ブランドも買えるのでは?」と思うようになり、さらに自分の選択肢が広がったのです。「140万円程度の正規店のデイトナ→300万円程度の並行店のデイトナ→300万円なら雲上ブランドも?」と予算がどんどん膨れ上がる恐ろしい自体ですね。ただ、価格の考え方は、あくまで資産を考慮したベースです。300万円の時計をすぐに売ると250万円で買い取ってもらえるというケースについては、その差額の50万円でその時計が使えるという思考です。最終的には、そこに相場が下がるリスク(マーケットの変動、破損など)を加味しての総合判断ですが、基本的な思考はこのような形です。
4.デザインが自分に似合うこと
これも重要な要件で、しかも周りから見てどのような印象かという点も考慮したい項目です。時計単品で見ると非常にカッコよく、何度見ても欲しくなるデイトナですが、周りの意見を聞いてみると、僕にはあまりしっくりこないようでした。複雑なデザインのクロノグラフよりも、3針のシンプルなものの方が似合うようです。また、ドレスウォッチとして完成されたカラトラバについては、夏のTシャツには合わない点や、スーツには完璧に合うもののデザインのインパクトでいうともう少し押しがあった方が良いのではなど、意見をもらいました。女性の意見(とりわけ奥様の意見)は非常に重要です。最後はもちろん自分の好みと直感で決めることになるのですが、その周囲の意見を加味してでも本当にその時計が欲しいのかを最後にもう一度考えてみてください。
5.自分を格上げしてくれる時計であること
自分にとって、一定程度背伸びした時計であること(場合によってはジャンプぐらいしても良いと思います)も重要な要件でした。時計好きとしては、欲しい時計がいっぱいありました。カルティエのタンクソロやオメガのスピードマスター、ジャガールクルトのレベルソ、シャネルのJ12など、各時計ブランド・ファッションブランドのアイコン的存在の時計は、どれも魅力的です。それぞれ存在感や語れる歴史があって、それを今持っているエクスプローラーと日替わりで付けられたら、すごく楽しいだろうなと考えることもありました。ただ、自分の中でブレてはいけない部分として、「自分を格上げしてくる時計」という要件がありました。この「格上げの幅・度合い」に着目した時に、数十万円から百万円の時計を複数持つよりも、一本の時計に集中投資をした方がリターンが大きいことは当然で、僕の価値観・当初の目的から、そちらの道を選びました。例えば、これから人生で時計に使える予算が500万円あった場合に、あなたならどのような時計ポートフォリオを作りますか?
購入当時は、これらの要件を頭では考えつつ、最後には感情的に、直感でロイヤルオークの15300stブラック文字盤を選びました。現在、購入後の後悔が一切ないのは、購入した時計がこれらの要件に合致している点が大きいと思います。人は購入後に、自分の選択が正しかったかというのを考えてしまう生き物です。高級品を買った後なら尚更で、その場合には①「直感に合致していて、購入後も気に入っていること」はもちろんですが、②「論理的に振り返ってみても間違いない選択であったこと」がさらに重要になります。この二つがそろって、高い満足度を得られるものと思います。
ロイヤルオーク15300stの黒文字盤は、まさにこれらの点を全て満たしてくれる時計でした。通常、周囲に時計好き(世界3大ブランドを知っているような人)は稀だと思いますので、今の時代ならインスタなどでの時計好きの方との交流も良いですよね。ここからは、ロイヤルオーク15300stを選んだ理由の詳細として、ロイヤルオークの魅力、サイズ感を含めたロイヤルオークの各モデルの比較、その他の候補時計との比較についてお話ししていきます。ロイヤルオークの購入をお考えの方の参考になれば幸いです。
ロイヤルオークの魅力
世界三大時計の一つオーデマピゲの代表作、ロイヤルオーク。時計好きなら一度は憧れる時計ではないでしょうか。また、今人気のラグジュアリー・スポーツウォッチの先駆けであり、代表する時計の一つ。『LEON』や『OCEANS』をヒットさせた干場義雅さんや、『MEN’S CLUB』編集長の戸賀敬城さんも愛用する時計の一つでもあり、機械式時計好き・ラグジュアリーな世界はもちろん、ファッション好きからも愛される時計であることが分かります。あらゆる方面から大人気のロイヤルオークの魅力はどんなところにあるのでしょうか。オーナーだからわかる目線も含めて語っていきたいと思います。
歴史
ロイヤルオークを作っているのは、世界三大時計の一つ「オーデマピゲ」です。オーデマピゲは、1875年にスイス・ジュウ渓谷で生まれ、創業以来、家族経営を続けている希少な時計ブランドです。一度も途切れることなく続いてきたブランドということで、経営者の方に選ばれる理由も納得ですね。
そんな歴史のある時計ブランドであるオーデマピゲが製造した時計の一つがロイヤルオークです。一般的に高級時計といえば、ゴールドなどの貴金属で製造されるのが当たり前でしたが、それまでの常識を大きく覆したのが1972年に発売されたロイヤルオークです。まずは、素材がステンレススティールであったということ。ベゼルが円(マル)や四角(スクエア)ではなく、八角形であったこと。文字盤と一体となったブレスレット。そのいずれも革新的なものでした。デザイナーは、ジェラルド・ジェンタ氏。オーデマピゲのロイヤルオークの他にも、パテックフィリップのノーチラス、オメガのコンステレーション、IWCのインヂュニア、ブルガリのブルガリ・ブルガリ等、多くの人気時計をデザインしています。ジェラルド・ジェンタは15歳からジュエラーとして修行を積み、23歳でデザイナーに転向していることから、デザインと製造という両方の視点を持って、クリエイティブな発想が生まれてくるのかもしれませんね。そんなロイヤルオークは発売当初はなかなか受け入れられなかったという過去がありますが、これらの人気時計の数々を見ると、ジェラルド・ジェンタの時計に、時代が追いついていなかったということなのでしょうね。
特徴
上記の通り、「ステンレススティール製のブレス一体型の八角形」というのが、外見からも最もわかりやすい特徴です。ステンレスの仕上げが秀逸で、ツルツルとした鏡面仕上げとサラサラしたサテン仕上げがなされ、光に当てるとホワイトゴールドのように輝きます。八角形のベゼルはエッジが立っており、他のブランドでは真似できない高度な技術を感じることができます。文字盤はタペストリー模様となっており、小さな四角が敷きつめられているようなデザインです。これが、見る角度による変化と高級感を作り出しています。さらに、ベゼルは六角形のビスで止められており、このビスの素材はホワイトゴールドです。8個あるこのビスはいずれも時計の中心に向かって同じ方向を向いており、デザインと製造両者のこだわりを感じるポイントにもなっています。
魅力
なんといっても一番の魅力は、ラグジュアリー・スポーツウォッチの始祖であり、世界三大時計のブランド力・時計会での知名度・デザイン・使いやすさ・資産性そのいずれもが非常に高いレベルであることでしょう。これに対抗できるのはパテックフィリップのノーチラスくらいかもしれませんが、ノーチラスはロイヤルオークよりもさらに購入が難しい(正規店での購入はほぼ無理で、並行店でも値段が上がりすぎていて一般人には買えないレベル)ことから、比較しても意味がないかもしれませんね。このように、世界三大時計のステンレス製ウォッチはレジェンド(伝説)になりつつありますが、そんなレジェンドな時計の中で、並行店まで検討するとギリギリ購入できるラインに残っているのが、このロイヤルオークだと思います。
サイズ感
ロイヤルオークは購入する際に悩ましいのはサイズ選びです。実際に付けてみて選ぶのが理想なのですが、実際に試着させていただいた経験も踏まえて、僕なりの感想を書いていきたいと思います。ロイヤルオークはブレスと一体型であることもあり、大きいサイズは人を選ぶと言われます。また、実際に正規店でロイヤルオークを購入できる人がごく少数ということもふまえて、現在中古で購入できるものまで選択肢を広げて、ご紹介します。
2021年1月、時計の聖地である中野ブロードウェイで調査したときのおおよその価格(黒文字盤の価格)と合わせて、まとめると以下のような形です。
Ref# | サイズ | 文字盤 | 価格 | ||
15450st | 37mm | 白・黒・青 | 250万円 | ||
15300st | 39mm | 白・黒・青 | 330万円 | ||
15202st | 39mm | 青 | 600万円 | ||
15400st | 41mm | 白・黒・青 | 350万円 | ||
15500st | 41mm | 白・黒・青 | 360万円 |
正直、15202stエクストラシンはプレミアが付きすぎて、一般の方が購入できる範囲を超えてしまったと感じますので、エクストラシンを除いたロイヤルオークを、写真付きで紹介したいと思います。大黒屋さん、かめ吉さん、NJタイムさん、撮影の許可をいただき、ありがとうございました。
15450st
37mmのサイズ。こちらはNJタイムさんで撮影させていただきました。海外から並行輸入された新品のため、シールがついています。少し見づらいと思いますが、サイズはかなりコンパクト。スーツのときは自然とファッションに収まる印象でしたが、個人的に、私服の時は少し物足りないかなというイメージでした。せっかくロイヤルオークを買うのであれば、夏に半袖Tシャツなどを着たときも少し目立つぐらいがいいかなというイメージです。
15300st
39mmは自分の中でのベストサイズ。スーツやジャケパンなどの袖口にもきちんと収まり、私服の半袖の際にも存在感がある。かといって、悪目立ちすることもなく、自分よりも時計ばかりが目立ってしまうということもなさそうです。APのロゴが12時の位置にあるのも特徴です。女性に聞いたところ、この大きめのAPロゴが可愛いとのこと。文字盤全体のバランスも悪くありません。現在は廃番のモデルですので、正規店では購入できません。並行店で位状態のものが見つかれば、非常にオススメのモデルです。ファッション業界で有名な干場義雅さんや戸賀敬城さんがかつて購入されたロイヤルオークもこのモデルです(戸賀さんは現在エクストラシンもお持ちですね)。
15400st
15400Stからサイズがアップし、41mmとなります。12時位置のインデックスがバーインデックスとなり、APのロゴは少し小さくなり、バーインデックスの下に配置されました。、これは僕の推測ではありますが、時計の流行りがデカ暑(大型化)してきた流れの中でケースサイズをアップし、そのことでこれまでの12時位置のAPロゴのままでは、文字盤のバランスが悪くなったことからのデザイン変更ではないかと思います。12時位置のバーインデックス、その下のAPロゴ、そしてさらにその下のAUDEMARS PIGUETの表記により、文字盤の上部がバランスよくデザインされていると思います。一方でデイト表示については、3時位置の右端に設置されていた15300stとは異なり、15400stではデイト位置が若干左に寄せられています。これは、15300stからキャリバーの変更がなかったため、文字盤のサイズが大きくなった15400stでは、デイト位置を右端いっぱいに設置できなかったのではないかと思います。実際に、15400stと同じケースサイズ(41mm)の15500stにおいては、キャリバーの変更もあり、デイト位置は再び3時位置の右端に設置されています。
15500st
最後に、現行モデルの15500stです。こちらは正規店での購入は難しいものの、並行店でも新品レベルのものが選べるのがいいですね。ケースサイズは15400stと同様の41mmなのですが、キャリバーの変更に伴い、ケースの厚みがアップしました。15300stは9.4mm、15400stは9.8mm、15500stは10.4mmですので、数値上は1mmほどしかアップしていないのですが、実際に身に付けてみるとかなりの大きさを感じます。理由は、文字盤のデザインがミニマムに削ぎ落とされたことにあると思います。15400stにあった中心と6時位置の間にあったAUTOMATICの文字がなくなりましたし、上記の通りデイト表示の位置も右端に移動しました。文字盤が大きくなったことに加えて、このデザイン変更により文字盤の空白の面積が増えたため、より大きく見えるのだと思います。これによって、存在感はさらに高まったという印象の一方で、腕の細い方には使いづらくなったという一面もあるようです。もともとロイヤルオークは、ラグの部分の幅が広く可動性もないため、腕が細い場合(腕の幅が小さい場合)は、ラグが浮いてしまうということもあるため、現行の15500stではなく過去の小さめのモデルを選ばれる方も多いようです。
他の時計との比較
パテックフィリップのノーチラス
ラグスポウォッチといえば、その始祖であるロイヤルオークとパテックフィリップのノーチラスでしょう。共にステンレスのブルー文字盤が人気で、価格が高騰していることも共通です。デザイナーは共に、ジェラルド・ジェンタ氏。最高峰の時計ブランドであるパテックフィリップは時計好きにはやはり憧れのブランドで、その中でも使いやすいステンレスのラグスポウォッチが人気なのも納得です。ロイヤルオークの文字盤がタペストリー模様なのに対して、ノーチラスは水平エンボス加工。人気のブルー文字盤は、ブラックとブルーのグラデーションが素敵です。ネックは、正規店では購入できないと思っていた方が良いこと(一見さんでは予約さえ受け付けてもらえません)、中古市場では値段が高騰しており、一般の人では手が出せないことです。
バシュロンコンスタンタンのオーバーシーズ
世界三大時計といえば、パテックフィリップ、オーデマピゲに加えて、このバシュロンコンスタンタンです。このバシュロンコンスタンタンからも、ステンレス製のラグスポウォッチが展開されています。これが、オーバーシーズ。こちらもロイヤルオークやノーチラスと同様、ブルー文字盤が人気で、吸い込まれるような美しいブルーの文字盤が特徴です。ロイヤルオークと比べても非常に洗練されたデザインと感じます。一方で、ロイヤルオークの方はエッジやビスの印象から、より男らしい無骨な印象があります。最近では、こちらも正規店での購入が難しくなってきているようですが、ノーチラスやロイヤルオークと比べると、まだ予約を受け付けてもらえるタイミングもあるようです。ノーチラスやロイヤルオークを買えなかった方達が流れてきているという話も耳にしますが、その話は別としても非常に人気の時計です。お値段は正規価格で、約240万円。
ロレックスのデイトナ
スポーツウォッチとしての位置付けで比較しておきたいのが、ロレックスのデイトナです。実用時計のロレックスとオーデマピゲを比べるのは違うという意見もありそうですが、価格帯や資産性に注目すると、合わせて検討される方も多いのではないでしょうか。すでにロレックスを持っている人が、ステップアップでデイトナに進むか、ブランド自体をグレード・アップしてロイヤルオークに進むか、この辺りは時計選びにおいて非常に面白い点と感じます。デイトナの並行相場が300万円前後ですので、ロイヤルオークも選択の視野に入ってきます。
ショパールのアルパインイーグル
こちらも少し別の視点からのアプローチになります。ラグスポウォッチの人気の中、ショパールのアルパインイーグルが注目を集めています。ステンレススティールのスポーツウォッチでありながら、ハイジュエラーならではの洗練されたデザイン。こちらも、人気はブルー文字盤ですね。時計ブランドの最高峰を目指すか、ジュエラーのブランド力・洗練されたイメージを持って自分を格上げするか、こちらも自分が目指す方向性によっては、一つの選択肢になるのではないでしょうか。こちらは41mmサイズで、正規店でも150万円ほど。決しておやすくはないですが、上記の時計と比較すると、一気に手が届きやすくなりますね。
ロレックスのエクスプローラーⅠ
僕がずっと使ってきた時計の一つロレックスのエクスプローラーです。ケースサイズは39mmとロイヤルオークの15300stと同じです。実用時計としては死角なし、一定の高級感があり、デザインもシンプルで仕事でもプライベートでも付けられる万人にオススメできる時計の一つです。ステンレススティールの時計ではありますが、同じ黒文字盤を選ぶとしても、やはりロイヤルオークとは全く異なる時計ですので、ロイヤルオークとエクスプローラーの2本持ちもオススメです。
ロイヤルオークはおすすめの時計
もちろんその方のキャラクター、目指す方向性、好みにもよりますが、オーデマピゲのロイヤルオークは、本当に買って後悔のない時計だと思います。MEN’S CLUB』の編集長である戸賀敬城さんが、「ロイヤルオークの購入は清水ダイブだけれども、飛び降りた下はふかふか」と仰っていました。実際に購入してみて、まさにその通りだと思います。後悔する点が全くなく、それでいて自分を格上げしてくれる。皆さんにもそのような時計をお選びいただきたいと願っています。
ロイヤルオークを購入されるなら、中野ブロードウェイの各時計屋の店舗、また、その各店舗のインターネットサイトが安心だと思います。